2014年2月17日月曜日

マメとヒジー

じー・・・
ワンコとニャンコの相性ってどうなんでしょう?
ひじきはしきりにおマメの後を付いていき、お尻のニオイを嗅ぎたがります。調子に乗ると覆い被さったり前傾姿勢になりながら自分の尻を突き上げたり、攻めたいのか遊びたいのか、僕には判別しかねる行動をよく取っています。
対するおマメはほぼ全て、それらを嫌がります。「うざいんじゃーっ!!」って感じです。
少し高い所に上がって猫パンチを繰り出すか、ソファの下などひじきが入れない狭い所に逃げ込んでしまいます。
それでもしつこくつきまとわれる場合は、イヌのような唸りを上げて襲いかかる事も。

幸い今のところ両者に怪我はないのですが、ネットでは猫パンチでイヌが眼や鼻を傷めつけられたという話も見ますので、気を付けて見守らなければとは思っています。
「仲良くケンカしな♪」なんて悠長な感じではいられません。

そのせいなのか分かりませんが、最近おマメの嘔吐が増えたようにも感じます。
以前から毛玉を出すための嘔吐があるとは、ネコ飼いの知人や獣医さんに言われていましたが、ひじきが来てからのこの状態は少し心配です。

ローテーブルの上から狙い澄まし・・・
そんな反面、階段は昇れるようになっても降りられないひじきが2階から不安げに下を覗き込んでいると、おマメが近くまで様子を見に行ったり。これがお兄さん的行動なのかは分かりませんが、ちょっと頼もしく感じる事もあります。

そんなひじきも、少しずつトレーニングの成果が出てきました。スワレ、フセ、マテ、オテ、オカワリといった指示は、オヤツ有りが前提ではありますがほぼできるようになりました。
最初は怖がっていたクレートでも、数時間の昼寝は平気でできるようになりました。

2月に入ってからの2度にわたる大雪で、散歩に連れ出せないのが可哀想ではありますが、なんとか室内で動き回れる時間と環境は作っています。


一方で、これからの生活一般に関わってくる課題はまだまだです。
部屋に出して自由にさせると粗相をする事がありますし、サークル内での過ごし方もひどいものです。気が立つと無駄吠えしたり、少し目を離した隙にトイレシートのカバーを無理矢理開けて中のシートを引きちぎり、サークルも自分自身もオシッコの染みた紙まみれにしてしまいます。
フックの部分にがっちりテープを貼っても、このありさまです。最近は「わさび」や「からし」も塗って、なんとか阻止しています。
汚い絵なので少し加工しました。最悪にやらかした図です。
我々夫婦は家を空ける時間が長いので、その間ずっと狭いクレートに入れる訳にはいきません。かといって部屋の中を自由にさせるのもまだ無理でしょう。粗相やいたずらも心配ですし、おマメとの仲次第という事もあります。今のおマメとひじきでは、部屋がしっちゃかめっちゃかになること必至です。

残る選択肢はサークル内でお利口さんにしてもらうしかないのですが、これも今のところ非常な難関です。
まず目の前に自由なおマメがいる事で騒ぎ立てます。また、ウンチをしてしまった場合、それがトイレの上であろうとなかろうと、我々が帰宅するまでそれをそっとしておく事はできないでしょう。

イヌって難しいですね。かわいいんですけどね。。。

2014年2月9日日曜日

大雪のひじき

ひじきにとって初体験の雪は、全国的に記録的な積雪となりました。
昨8日の散歩の途中から降り始め、今朝、家の前は40cmくらいどっさりと積もっていました。

我が家からは少し遠いのですが、散歩に適した遊歩道が整備された川があり、この2日ほどはちょっと頑張って連れて行ってみました。その2日目のまさに川に辿り着いた辺りで、横殴りの吹雪に見舞われたワケではありますが・・・。
渡ってきた鴨の群れが土手の上で暖をとっていたり、大きな白鷺もいて、寒さを差し引いてもとても癒されますし、距離的にも良い運動になるので、今後散歩レパートリーの一つに加えたいと思います。


そして積もりに積もった今朝、ご近所の皆さんと協力しながら私道の雪かきをしたのですが、その前にひじきに雪を体験させました。
ちょっとびっくりして、柔らかくて深すぎ身動きが取れなくなってしまいましたが、雪をかいたところに移してみると、楽しそうにひょこひょこ動き回りました。



おマメとも仲良くなって欲しいし、まだまだ覚えなきゃいけない事が沢山ある。
頑張れひじき。

おマメ灯台

拾ったコなので正確な誕生日は分かりませんが、おそらく3歳と半年を迎えたであろうおマメ。永遠の少年のようなイケメンだったのですが、ワンコの「ひじき」が来てからは心無しか目付きが鋭く、ワイルドな表情(野良猫っぽい?)に変わってきた気がします。

まだ生後半年のミニチュア・シュナウザーのひじき、おマメより一回り大きく、部屋で放しておくと直ぐにおマメを追いかけ回し、優位性を示そうとマウンティングしにかかるので、おマメはこれまでのような悠長な生活を脅かされているのです。

それでも逃げるばかりではなく、イヌが苦手な縦移動で椅子やテーブル、階段の高いところに上がり、ひじきが届かないところからの猫パンチを繰り出してなんとか威厳を保とうと奮闘しています。

そんなおマメが最近よくとる行動が、高いところの角に座り灯台のようにひじきを見張る姿勢。僕はそれを勝手に「見張塔からずっと(by ボブ・ディラン)」と名付けているのですが、要らぬ緊張感を与えてしまったようで、とても申し訳なく思いながらその頭を撫でるしかないのです。



それでもひじきがサークルかクレートで大人しくしているときには、奥さんがお詫びとして買ったネコキックを抱っこしながら、しばし緊張を解いてグデ〜ンと微睡むのでした。


2014年2月1日土曜日

イヌ派? ネコ派?

微妙な距離感で床暖にまどろむ「ひじき」と「おマメ」

僕は完全にネコ派です!!
というか、我が家はキャパオーバーです!

僕は実家が団地で、動物飼育ができない少年時代を過ごしたので、イヌを飼う事はある種の憧れだった時期がありました。僕も妻も戌年という事もあって、いつかは・・・と思っていた事もありました。

しかし、最近の個人的見解としては、我が家には動物1匹がギリギリ。既に3年前に捕まえたネコ「おマメ」がいるのに、そこにイヌを加えたのは明らかに、黒ひげ危機一髪もぶっ飛んだ!ジェンガもぶっ倒れた!と、日に日に思えてくるのです。

子供を作る事もそうだと思いますが(我が家はまだです)、家庭に新たな命を加えるという事は、自分やパートナーを客観視したうえで、相互理解のもとで判断を下さなければならないと思います。
ペットは第一印象、勢い、運命なんていう決め方、引き取り方も聞きますが、少なくとも我が家ではそれをしちゃいけなかった。

僕は決して几帳面、整理整頓がうまいとは言えませんが、TVで時たま出てくるような汚部屋にするほどの「ずぼら」ではありません。まぁ多少散らかす事もありますが、決めた時にはできるだけ長くキープしたいタイプです。

そういった点で、ネコはいい相性だと思います。
家具をガリガリやったり、トイレのネコ砂をまき散らしたり、テーブルの上のものを落とそうとしたり、まぁ散らかしイタズラはしょっちゅうの事ですが、こっちが少しだけ気を回していればあとは付かず離れず、非常に良いパートナーになってくれます。
来た当初は粗相も多かったしそれなりに大変でしたが、これといったトレーニングも要らず、あっという間になくてはならない家族の一員となり、既に3年が経ちました。

今回ひじき(イヌの名前)を引き取って初めて分かりましたが、イヌはネコの何倍も手がかかります。毎日の散歩。散歩でも役立つ様々なコマンドの訓練。トイレのトレーニング。運動、遊びを十分してやる。ネコというあまりに対極な比較対象が目の前にいるので、性格が「かまってちゃん」なのは一目瞭然。
シャワー。トリミング。そういえば「肛門絞り」という得体の知れない定期健康法もしてやらないといけないとか!

家に入れても、部屋ではおマメがフリーが基本なので、彼をしつこく追い回したり、ちょっかいを出すひじきは、長時間クレートかサークルに入れておかなければなりません。
サークルから出す場合でもリード付きにして、完全な自由は与えません。それが彼にとってもストレスのようだし、おマメに対するあからさまな嫉妬吠えもあったりして、それはもう大変な毎日です。

ちょっと脱線話ではありますが、結局はココに原因があると思うので、書いちゃいます。
奥さんは恥ずかしながら「汚ギャル」性質の持ち主で、明け渡したつもりもない1室を占拠して主に衣類や雑誌、化粧品類などの山で床が見えないくらいに散らかしてしまっています。少なくともそれを恥じており、彼女のテリトリーにイヌネコはおろか私も近づけさせず、そこをサンクチュアリとして保つという情けない状態なのです。
それでいて欲しいものは入手するだけで満足しちゃうクチ、買って終了な感じが多々あり、そんな彼女が、おマメ(3年前に拾ったネコ)がやってきてからもずっと里親サイトを眺めてはイヌネコ構わず「このコ、カワイイ」とか言ってくるものですから、正直たまったモノではありません。そういうイヌネコ達は我が家ではなく、ちゃんとふさわしい家庭に行ってもらうべきです。

「先ずはあなたの生活習慣から改めないと引き取りようがない」という事は何度も言ってきました。我々は共働きだし、あなたは家を散らかし放題。そこにまた動物を加えるって!

仮に先にイヌがいたとして、新たにネコを迎え入れるパターンだったとしても、同じだと思います。僕ら夫婦の問題を先に解決すべきなのです。

ひじきには悪いですが、このタイミングではなかった。ペットショップの閉店セールにまんまと乗せられてしまった愚かな我々です。
僕が病気静養中だったのが彼(ひじき)には逆に良かったかもしれませんが、僕としては愛情よりも重荷と感じる比重が大きい。というのはやはり静養中にやりたい事として「イヌの世話」なんて想定してなかったから。
そのせいで本当はかわいいのに、飼い主からの愛情・感情移入で損をしてしまっている。
最近はトイレもうまくできるようになったし、散歩も頑固止まりが減り、良いペースを作れるようになりました。「スワレ」「フセ」コマンドも覚えましたが、僕がそれらを心の底から喜べずただ、「一つ面倒が減った」としか思えないので、それが彼にとって可哀想でしょうがない。

また、僕が仕事復帰した際に、彼は長時間の留守番ができるのか?サークルだと吠えが強いしトイレシートのいたずらもひどい。クレートだと長時間窮屈だしトイレや水分補給にも困る。

イヌ派もネコ派も、これから育てようという方は、ご自身やご家族を一度見渡し、見直してから決断しても決して遅くはありません。